筋トレには、たんぱく質が大切であることを知っている方も多いですが、実は炭水化物(糖質)も筋肉づくりには欠かせません。筋肉を効率的に成長させるには筋トレ前後で適切な糖質を摂取し、エネルギーをしっかり確保する必要があります。
しかし摂り方を間違えると脂肪として蓄積されるかもしれないため、種類やタイミングが大切です。
本記事では筋トレに糖質が必要な理由や効率的な摂取方法について解説し、筋肉を最大限に成長させるコツを紹介します。しっかり学んで理想のボディを手に入れましょう!
【目次】
筋トレには炭水化物(糖質)が必須の理由
大きく2つの理由があるので見ていきましょう。
筋グリコーゲンの原料になるため
筋トレで最大限のパフォーマンスを発揮するためには、筋肉に十分なエネルギーを蓄えておく必要があります。その鍵を握るのが、炭水化物(糖質)からつくられる筋グリコーゲンです。
炭水化物(糖質)を摂取すると体内でブドウ糖に分解され、血糖値が上昇します。それに伴い膵臓からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖が筋肉へと運ばれます。ここで必要な分がエネルギーとして使われ、余ったブドウ糖は筋グリコーゲンとして貯蔵されます。
この筋グリコーゲンは筋トレ時の「エネルギー供給・高強度トレーニングの持続・トレーニング後の素早い回復」という3つの重要な役割を担っています。
また脳や神経系は炭水化物(糖質)を唯一のエネルギー源とするため十分な摂取により集中力が高まり、効率的にトレーニングできるでしょう。筋肉を成長させて維持するためにも炭水化物(糖質)の適切な摂取が必要です。
筋肉の分解を抑えるため
筋トレで筋肉を増やすには「合成」と「分解」のバランスが大切です。筋肉は常に合成と分解を繰り返しており、合成の時間を長くし、分解の時間を短くできると筋肉量の維持や増加につながります。
また炭水化物(糖質)が不足するとエネルギー源が足りなくなり、カラダは筋肉のたんぱく質を分解してエネルギーを作り出そうとします(糖新生)。つまり炭水化物(糖質)が足りないと、せっかくの筋肉がエネルギーとして消費されてしまうのです。
筋トレに効率的な炭水化物(糖質)を摂取するポイント
実際に炭水化物(糖質)を摂取するときには以下の4点を抑えて取り組んでみてください
炭水化物(糖質)の種類
炭水化物は大きく「単純炭水化物」と「複合炭水化物」に分けられます。
単純炭水化物は砂糖やジュース、精製された白米、パンなどに多く含まれており、消化・吸収が早いため血糖値が急激に上昇しやすい特徴があります。特に砂糖が多く含まれるお菓子などは脂肪として蓄積されやすいため、摂りすぎには注意が必要です。
一方、複合炭水化物が多く含まれている食品は玄米、オートミール、そば、野菜、穀物類などです。これらは消化や吸収がゆるやかで血糖値の急上昇を防ぎ、筋肉のエネルギー源として持続的に働く理由から筋トレと相性が良いとされています。
基本的には複合炭水化物を優先して摂取し、必要に応じてトレーニング前後に単純炭水化物を適量取り入れるのが理想的なバランスといえるでしょう。
目的に合った摂取のタイミング
炭水化物(糖質)を適切なタイミングで摂取するとエネルギー不足を防ぎ、筋肉の成長をサポートできます。
【筋トレ前】
「筋トレの何時間前に補給すれば良いの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。答えは約2~3時間前といわれており、炭水化物(糖質)を摂ると筋グリコーゲンが十分に補充され、スタミナが持続しやすくなるためです。おにぎり、パン、うどん、オートミールなど消化の良い炭水化物(糖質)を取りましょう。
もし食事の時間が取れない場合は、ジュースやゼリー飲料などで糖質を補給すると良いでしょう。ただし、トレーニング直前の重い食事は消化不良を引き起こすため避けるのがベストです。
【筋トレ後】
トレーニング後は筋肉のエネルギーが枯渇しているため、できるだけ早く炭水化物(糖質)を補給してください。特にトレーニング直後1時間は筋グリコーゲンの回復がピークのため、おにぎりやバナナなどを活用しましょう。
その後2時間以内にしっかりとした食事を取り、たんぱく質と一緒に筋肉の回復を促しましょう。
目的に合った適切な摂取量
炭水化物(糖質)の必要量はどのくらいなのでしょうか。適切な摂取量は多すぎても少なすぎても問題があるため、目的に応じた摂取量とたんぱく質・脂質とのバランスが重要です。
たとえば20代のトレーニングを習慣にしている女性の場合、一日の消費エネルギーは約2,300kcalとされ、筋肥大を目指すなら約2,500kcalの摂取が推奨されています。
PFCバランスを炭水化物60%、たんぱく質30%、脂質10%とした場合、
2,500kcal × 60% = 1,500kcal(炭水化物のエネルギー量)
1,500kcal ÷ 4kcal = 375g(一日の炭水化物摂取量)
となります。
これは白ごはん約7杯分(1杯 約150g)に相当し、しっかり食べても問題ありません。
またトレーニング日と休息日で炭水化物(糖質)の摂取量を調整する方法もおすすめです。高強度の運動を行う日は多めに摂取し休息日にはやや控えめにすると、エネルギーの過不足を防げます。
特に筋トレでは速筋線維が多く使われて素早い回復が求められるため、トレーニング後の糖質補給は重要です。
たんぱく質とのバランスを考えて摂取する
運動後のリカバリーには炭水化物:たんぱく質=3:1の黄金比率が推奨されています。たとえばよりスムーズな回復が期待できる比率は、炭水化物60gに対してたんぱく質20gと考えられています。
ただし、この比率はあくまで目安でしかありません。運動強度や個人の体質によって調整が必要で、特に激しいトレーニング後は食欲が低下しやすいためスポーツドリンクやフルーツジュースで糖質を補給し、その後たんぱく質を摂るのも良いでしょう。
手軽に黄金比率を実現する補食例として卵サンド、バナナ+ゆで卵などが挙げられます。食事がすぐに摂れない場合でも、コンビニや手軽な食品を活用して適切な栄養補給を意識しましょう。
まとめ
筋トレにおいて炭水化物(糖質)はエネルギー補給だけでなく、筋肉の分解を防ぎトレーニング効果を最大限に引き出す重要な栄養素です。適切な種類・タイミング・量を意識して摂取して、パフォーマンス向上や効率的なリカバリーを行いましょう。
また運動後は「炭水化物:たんぱく質=3:1」の黄金比率で栄養補給を行い、筋肉の回復を促進し、次のトレーニングに備えます。食事が難しい場合は補食やドリンクを活用するのも有効です。
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