沖縄黒糖®と黒糖の違いは何なのでしょうか。おそらく、ほとんどの方が同じものとして捉えられているかと思いますが、具体的には異なります。
違いを知れば、ご自身が選びたい商品を選べるようになるでしょう。詳しく説明していきます。
【目次】
沖縄黒糖®とは
沖縄黒糖®について、定義や種類、歴史、栄養をみていきましょう。
加工黒糖ではなく純黒糖
沖縄黒糖®は、加工されることなくサトウキビから造られる黒糖で、加工黒糖に対して、自然なままなので純黒糖ともいわれています。加工黒糖は、原料糖に黒蜜を混ぜて造るなど加工が施されて製造された黒糖を指します。
加工の有無で、ミネラル要素の含有量や味わい、食感などが異なるのです。
沖縄黒糖®の種類
沖縄黒糖®と呼べるものには定義があります。
まず1つ目が、沖縄県や鹿児島県の離島で製造され、加工されることなく、サトウキビを絞ってできた絞り汁を煮詰めて、濃縮し、攪拌後に冷却されて造られる純黒糖である点です。2つ目が、沖縄県黒砂糖協同組合沖縄県黒砂糖工業会に所属している点です。
また主な生産地としては小浜島・波照間島・伊江島・与那国島・伊平屋島・多良間島・西表島・粟国島の8つといわれており、種類によって特徴が異なります。
小浜島
見た目は黒粉砂糖がかかった一口チョコレートのようなのが特徴的。
波照間島
大粒でゴツゴツした岩のような見た目で、口に入れると適度な粒度で食感を感じられるのが特徴。
伊江島
ほかの黒糖に比べると歴史は浅い。一つ一つが小さいのが特徴。
与那国島
鮮やかな黄土色で四角い形が特徴的。
伊平屋島
固めで大粒。男前な見た目が特徴。
多良間島
長方形が特徴で、色も濃い目の茶色が特徴で、見分けやすい。
西表島
8つの島のなかでも白っぽい色が特徴的。
粟国島
黒糖の生産地として最も有名。小粒サイズで細かなゴツゴツ感が特徴。
沖縄黒糖®の歴史
1623年に、琉球国(沖縄)の儀間真常が清(中国)に遣いを送ったことがはじまりといわれています。その後、持ち帰った砂糖の製造技術が今にもつながっており、2023年はちょうど黒糖が沖縄で製造がはじまって400周年にあたる節目でした。
砂糖の原料であるサトウキビの栽培のほとんどが上白糖になりますが、5〜6%は黒糖製造です。
黒糖に含まれる栄養素と働き
黒糖に含まれている主な栄養素とその働きをご紹介します。
カリウム
カリウムはナトリウムを排泄する働きがあります。「塩分を摂りすぎたときにはカリウムを含む食品を摂取しましょう」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、それ以外にも神経の興奮や筋収縮、体液のpHバランスの調整、細胞内浸透圧の調整など大切な役割を果たします。
カリウムの摂取量が不足すると、不整脈や精神障害、食欲不振、脱力感が出現する可能性が高まります。一方で過剰症は稀といわれており、その理由はカリウムを過剰摂取したとしても調整機構がしっかりと働くためと考えられているのです。
日本人の食事摂取基準2020年版によると、1日あたりの目標摂取量は女性2,600mg以上、男性3,000mg以上に定められています。
カルシウム
ミネラルのなかで1番多く体に含まれているのが、カルシウムです。ご存知の通り、骨や歯をつくるのに欠かせません。ただしカルシウムそのものではなく、リン酸カルシウムの形として含まれるのがほとんどです。
そのほかはカルシウムイオンとして、神経や筋肉、血液中に存在し、心筋の収縮促進、血液凝固の促進、筋肉興奮抑制などに働きます。
カルシウムは特に成長期の子どもや、更年期以後の女性に多く必要です。日本人の食事摂取基準2020年版では、女性650mg、男性700〜800mgを1日あたりの推奨量としています。また同時に、カルシウムの吸収率を上げるビタミンDの摂取も必要です。
鉄
血液中に存在する赤血球を構成するヘモグロビンに含まれているミネラルで、不足すると貧血になります。なぜ貧血になるのかというと、赤血球は酸素を運ぶ働きがあり、鉄不足によって赤血球数が減少すると運ばれる酸素量が減ってしまい食欲不振や頭痛、集中力の低下などいわゆる貧血の症状が起こるためです。
女性は月経や妊娠・授乳期中に鉄量が不足しやすいので、その時期には特に意識しましょう。日本人の食事摂取基準2020年版における20代以上の1日の推奨量は、以下の通りです。
・男性
7.0〜7.5mg
・女性
月経なしのときは6.0〜6.5mg/日
月経ありのときは10.5〜12.0mg/日
妊婦初期+2.5mg、妊婦中期・後期+9.5mg、授乳婦+2.5mgの付加量
沖縄黒糖®の使い方
次に、沖縄黒糖®の使い方をご紹介していきます。
黒糖ドリンク
黒糖を使ったドリンクで、黒糖焼酎、黒糖梅酒、黒糖タピオカ、黒糖ミルク、黒糖コーヒーなどがあります。普段使用しているドリンクに入れる糖分を黒糖で置き換えたり、黒糖の使用量を多くしたりすれば、簡単に作れます。
黒糖パン
黒糖を使ったパンで、黒糖蒸しパン、黒糖ロールパンなどが代表的です。パン製造の際に、上白糖ではなく黒糖を用いて作ります。一般的な蒸しパンやロールパンなどと比較すると、ガツンとコクを感じられるのが人気である理由です。
黒糖お菓子
黒糖の使い方のなかで最もポピュラーといえるのがお菓子に使用することです。「沖縄黒糖®といえば」で連想するサーターアンダギーやちんすこうなども黒糖を使った沖縄の郷土菓子です。そのほかにも、黒糖まんじゅう、黒糖飴、黒糖塩、黒糖チョコレート、黒糖くるみなどがあります。
黒糖を使った料理
基本的には砂糖の代わりに使用できますが、おすすめ料理は煮物や煮付け、佃煮などです。よりコクを感じたいときに黒糖を使用してみてください。料理の完成度が格段にアップします。
沖縄黒糖®を生活に取り入れて楽しもう!
沖縄黒糖®は黒糖のなかでも、条件が認定されている黒糖です。沖縄の黒糖文化を守るために制度が設けられました。美味しさはもちろん、健康面でも人気の沖縄黒糖®。
何かを作るのが好きな方は、パンやお菓子、料理を作るときにぜひご活用ください。一方、作るのが苦手な方は、いつものドリンクに沖縄黒糖®を加えるのが一番簡単に取れる方法です。
実はご紹介した摂取方法のほかにも、沖縄黒糖®を容易に取れる方法があります。それは、「琉然菜果」を飲む方法です。「琉然菜果」とは沖縄黒糖®はじめ、沖縄の厳選した食材を25種類も含み、乳酸発酵させておいしさと体への健康影響を考えた健康食品です。
カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンの7種類のミネラル、アルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファン、シスチンの18種類のアミノ酸、コハク酸、リンゴ酸、乳酸、クエン酸の4種類の有機酸を含みます。
しかも、小さなカップ(約20ml)を1日にたった1〜2杯飲むだけで良いので、続けやすさもおすすめのポイントです。まずは試してみないとわかりません。以下よりぜひ、お試しください。
琉然菜果の詳細はこちら
https://charging-plus.com/gold/ryuzensaika/
※沖縄黒糖®は沖縄県黒砂糖工業会の商標登録です。