「顔色が悪い」といわれることが増えたものの、なぜそう見えるのかわからないという方もいるのではないでしょうか。顔色の変化は日常生活の影響によって起こることもあれば、栄養状態や体調の変化が関係していることもあります。
この記事では顔色が悪く見える主な原因を色ごとに整理しながら、日常生活で意識したい対策を解説します。
【目次】
顔色が悪いとはどのような状態か

顔色が悪いとは、健康なときと比べて顔の血色が乏しく見えたり、青白い、暗い、黄色っぽいなどの変化が見られたりする状態を指します。
一般的に顔色は、皮膚の下を流れる血液の量や酸素の状態、肌の状態などの影響を受けるため、体調の変化を示すサインのひとつと考えられています。
顔色は毎日少しずつ変化するため自分では気づきにくいですが、家族や同僚から「疲れているね」「顔色が悪いね」といわれることが増えた場合には、特に直近の行動を思い返してみましょう。
男性の顔色が悪く見える主な原因

ここからは、顔色のパターン別に主な原因を紹介します。なかには病気が隠れているケースもあるため、顔色の変化が続く場合や、めまい、息切れなどの症状を伴う場合、違和感がある場合などは医師に相談し必要に応じて医療機関を受診しましょう。
顔色が青白い場合に考えられる原因
顔色が悪く青白い状態は、顔の皮膚の下を流れる血液量の低下や、血液が運ぶ酸素の不足などによって起こることがあります。たとえば疲労や睡眠不足、緊張やストレスによる血管の収縮、低体温などは一時的に血行を低下させ、顔色を青白く見せる原因のひとつです。
また栄養の偏りなどによって貧血が生じると全身へ十分な酸素が届けられにくくなり、顔色の変化が現れることがあります。そのほか、甲状腺機能低下症や心臓・肺の病気、腎臓の機能低下などが関係している可能性もあります。

顔色が暗く見える場合に考えられる原因
顔色の悪さは必ずしも皮膚の色そのものが大きく変化しているとは限りません。
特に顔色が暗く見えるケースでは、疲労や睡眠不足、脱水などの生活習慣の乱れや仕事もしくは人間関係によるストレスが続くと、表情が乏しくなったり活力が低下したりして、実際の肌色以上に顔色が悪く見えることもあります。
こうした場合は顔色そのものだけでなく、疲れやすさや食生活の乱れ、気分の落ち込みなどにも目を向けることが大切です。
顔色が赤く見える場合に考えられる原因
顔色が赤く見える原因のひとつとして考えられるのが、強い緊張やストレスに対する体の反応です。人はストレスを受けると交感神経が活発になり、アドレナリンなどのホルモンが分泌されます。
その結果、心拍数や血圧が上昇し、顔周辺の血流が増えることで顔が赤く見える場合があります。人前での発表や緊張する場面で赤面しやすいのも、この反応の一例です。

また飲酒や運動、発熱などによっても一時的に顔色が赤くなることがあります。ただし顔の赤みが長期間続く場合や、ほかの症状を伴う場合は注意が必要です。
顔色が黄色く見える場合に考えられる原因
顔色が黄色く見える原因として主に挙げられるのが肝臓の機能低下です。肝臓の働きが低下すると血液中のビルビリンという成分が増加し、皮膚や白目が黄色っぽく見えることがあります。
ただし、顔色だけで病気を判断することはできません。黄色っぽい顔色が続く場合や倦怠感などの症状を伴う場合は、早めに医師へ相談し医療機関を受診しましょう。
顔色が気になる男性が意識したい生活習慣

顔色の変化にはさまざまな原因がありますが、睡眠不足やストレス、運動不足、栄養バランスの乱れなど、日々の生活習慣が影響していることも少なくありません。まずは毎日の過ごし方や食生活を見直し、健康維持に必要な習慣を整えることが大切です。
ストレスをため込みすぎない
強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れ、血行に影響を及ぼすことで、顔色が悪いと感じられることがあります。そのため、日頃から自分にとって何がストレスの原因になっているのかを把握し、可能な範囲で距離を置くことが大切です。
また趣味や軽い運動、入浴など自分に合った気分転換の方法を見つけるのも良いでしょう。なかでも腹式呼吸を意識した深呼吸は、心身のリラックスにつながる方法のひとつです。
十分な睡眠時間を確保する
睡眠不足が続くと疲労が回復しにくくなり、表情の活力が失われることで顔色が悪い印象につながることがあります。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は6〜9時間を目安に、自分に合った睡眠時間を確保することが推奨されています。

また睡眠時間だけでなく、朝起きたときに十分休めたと感じられることも重要です。規則正しい生活を心がけるとともに、寝室の環境を整えたり、就寝前のスマートフォン使用を控えたりするなど、睡眠の質にも目を向けましょう。
適度な運動で血行を意識する
運動不足が続くと筋力や体力の低下につながるだけでなく、長時間座りっぱなしの生活になりやすくなります。顔色が気になる方は、まず無理のない範囲で体を動かす時間を増やしてみましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人は歩行などの運動を1日60分以上行うことが推奨されています。ウォーキングや軽いジョギング、階段の上り下りなど、日常生活のなかで取り組みやすい運動から始めるのがおすすめです。
栄養バランスの取れた食事を心がける
顔色が気になる場合は、毎日の食事内容を見直すことも大切です。特定の食品や栄養素だけに偏るのではなく、主食・主菜・副菜を組み合わせ、栄養バランスの取れた食事を意識しましょう。

肉や魚、大豆製品などのたんぱく質源に加え、野菜や果物、海藻類などを幅広く取り入れることで、健康維持に必要な栄養素を摂取しやすくなります。
また疲労感が気になる場合にはビタミンB群やたんぱく質などがおすすめです。ビタミンB群はエネルギー産生を支える栄養素として知られており、豚肉や大豆製品、玄米などから摂取できます。たんぱく質は筋肉をつくる材料として重要で、肉類や魚介類、卵、大豆製品を意識しましょう。
外食が続く、苦手な食品が多い、好きなものだけ食べがちなど、食事だけの摂取では栄養が偏る場合には、サプリメントなどの補助食品をうまく活用しましょう。毎日の食事を基本としながら、自分に合った方法で栄養管理を続けることが大切です。サプリメントに関しては、以下の記事もご覧ください。
まとめ
顔色が悪い原因は、睡眠不足や疲労、ストレス、栄養バランスの乱れなどの日常的な要因から、貧血や肝臓・腎臓などの病気までさまざまです。
まずは十分な睡眠、適度な運動、バランスの良い食事を心がけ、自身の生活習慣を見直してみましょう。また、食事だけで不足しがちな栄養素はサプリメントなどを活用する方法もあります。
なお、顔色の変化が長く続く場合や体調不良を伴う場合は、医師に相談し、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。













